Microsoft Configuration Manager 2007 管理パック (Operations Manager 2007 用) は、Microsoft System Center Configuration Manager 2007 環境に対する予防的な監視を実現するものです。この管理パックには次の機能が含まれています。

Configuration Manager 2007 管理パックをインストールする前に、『Configuration Manager 2007 ユーザー ガイド』をお読みください。このガイドには、管理パックを正しく展開、構成、使用するための手順と、管理パックに関する既知の問題が記述されています。

システム要件

Configuration Manager 2007 管理パックのサポート対象オペレーティング システムは、Windows Server 2003 オペレーティング システムで、それ以外はサポートしていません。

ソフトウェア要件

Configuration Manager 2007 管理パックを実行するマシンには、Microsoft System Center Operations Manager 2007 がインストールされている必要があります。

Operations Manager 2007 MOM 2005 Backward Compatibility MP Update を先にインストールしてから Configuration Manager 2007 管理パックをインストールする必要があります。Operations Manager 2007 MOM 2005 Backward Compatibility MP Update の詳細については、ダウンロード Web サイト (英語の可能性あり) (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=101878) を参照してください。

既知の問題

次のセクションには、Configuration Manager 2007 管理パックの既知の問題に関する情報が記載されています。

繰り返しカウンタが所定の値を超えても繰り返しカウンタ付きルールが適切に開始されない

以下の繰り返しカウンタ付きルールは、繰り返しカウンタが所定の値を超えても適切に開始されません。

  • ConfigMgr 2007 ステータス: 管理ポイントの File Dispatch Manager がサイト サーバーに接続できませんでした
  • ConfigMgr 2007 ステータス:管理ポイントでデータベース接続エラーが発生しました
  • ConfigMgr 2007 ステータス: CI Assignment Manager が CI 割り当ての変更を処理できませんでした
  • ConfigMgr 2007 ステータス: CI Assignment Manager は CI 割り当てを処理できませんでしたが、次の処理サイクルで再試行します

64 ビット版の Operations Manager エージェントが構成マネージャのクライアントとサーバーをサポートしていない

64 ビット版の Configuration Manager 2007 サーバーおよびクライアントを 64 ビット版の Operations Manager 2007 クライアントから監視できません。

回避策

32 ビット版の Operations Manager クライアントを 64 ビット版の Configuration Manager 2007 サーバーまたはクライアントにインストールして Configuration Manager 2007 機能を監視してください。64 ビット版のエージェントがインストールされている場合は、それを手動で (または管理コンソールから) アンインストールしてから 32 ビット版のエージェントをインストールする必要があります。

SMS 2003 コンソールと Configuration Manager 2007 コンソールを同じ Operations Manager マシンから実行できない

Operations Manager 2007 は同じマシンから Systems Management Server (SMS) 2003 と Configuration Manager 2007 を同時に起動できません。Operations Manager 2007 コンソールでアクションを開始すると、最後にインストールした方のプログラムが起動されます。

回避策

SMS 2003 と Configuration Manager 2007 をそれぞれ別の Operations Manager 2007 マシンにインストールして、Operations Manager コンソールからそれぞれのコンソールを起動できるようにしてください。

Configuration Manager 2007 ソフトウェアの更新中に Operations Manager エージェントが停止する

Configuration Manager 2007 ソフトウェア更新マネージャは、[Software Update Deployment Packageproperties] の [Disable Operations Manager Alerts while this program runs] チェック ボックスをオンにしていなくても、ソフトウェアの更新を適用している間、Operations Manager 2007 エージェントを保守モードにします。Operations Manager 2007 エージェントが保守モードであることが管理者に通知されない可能性があります。

回避策

なし。ソフトウェアの更新が完了して通常の監視が再開されると、Operations Manager 2007 エージェントは保守モードから抜けます。

サイト階層ヘルス エクスプローラ に重複が生じる

サイト階層ヘルス エクスプローラでサイト階層の関係が正確に表示されません。孫サイトが探索されて子サイトとして表示されます。これらのサイトは本来は祖父サイトから探索されず、親サイトのみから探索されるはずです。そのため、サイト階層ヘルス エクスプローラ に重複が生じます。

回避策

サイト階層ヘルス エクスプローラでサイト階層をたどって、サイトの階層を正確に表示してください。

パブリック ビューに追加オブジェクトが表示される

パブリック ビューに以下のオブジェクトが表示されます。

  • 過去 24 時間のデータベース要求処理数
  • 過去 48 時間の受信トレイ ciamgr.box バックログ
  • 過去 48 時間の受信トレイ objmgr.box/INCOMING バックログ
  • 過去 48 時間の受信トレイ objmgr.box/INCOMING/Retry バックログ
  • 過去 24 時間の PXE 要求処理数
  • 過去 24 時間の PXE 要求処理数/秒
  • 過去 24 時間の DHCP 検出要求処理数
  • 過去 24 時間の DHCP 検出要求処理数/秒
  • 過去 24 時間の要求総数
  • 過去 24 時間の要求総数/秒

回避策

なし。

変更点

最後に更新されたセクション — 2008 年 2 月

2008 年 2 月にリリースされた管理パックで追加された変更および修正は次のとおりです。

  1. スクリプトが Configuration Manager 2007 サイト サーバー (SQL データベース サーバーの名前付きインスタンス上にデータベースが存在する) への接続をサポートするようになりました。
  2. パフォーマンスしきい値に関する以下のルールが、平均値を監視する方式からパフォーマンス カウンタの変化を監視する方式に変更されました。これによりルールが特定の変化をより正確に反映するようになりました。
    • 1 時間で 10,000 を超える PSP 要求総数
    • 1 時間で 4000 を超える PSP PXE 要求処理数
    • 1 時間で 4000 を超える PSP データベース要求処理数
    • 1 時間で 8000 を超える PSP DHCP 検出要求処理数
    • 30 分で 10 を超える PSP 失敗要求総数
  3. サイト階層ダイアグラムの囲み線以外の線のスタイルが実線から波線に変更されました。これで囲み線と囲み線以外の線 (サイト サーバーからサイト システムへの線) を簡単に区別できます。
  4. 状態メッセージ概要タスク ステータスが単なるエラー コードではなく、処理行数として正しく解釈されるようになりました。この値がゼロ以上の場合はタスクが正常に終了したことを意味します。この値がゼロ未満の場合は、タスクが失敗したことを意味します。タスクが失敗し、かつ正常に処理された行がないときに重大なアラートを出すようになりました。